-
越境企画
都市は、なぜ「水を逃がす」だけでは守れないのか|スポンジシティと都市湿地
雨水を下水道へ素早く流すだけでは、激甚化する豪雨から都市を守れません。都市湿地、雨庭、公園、透水性舗装によって水を受け止めるスポンジシティの可能性と限界を考えます。 -
越境企画
湿地再生は自然保護か、社会インフラか|洪水・水質・炭素を支える「余白」の再設計
湿地は、洪水を受け止め、水を浄化し、炭素を蓄える自然のインフラです。失われた湿地を再生する意味と、人工インフラとの組み合わせ、土地所有者との合意形成、長期管理の課題を考えます。 -
越境企画
有明海の干潟は、なぜ豊かさを失ったのか|諫早湾干拓・貧酸素・漁業再生を考える
有明海の豊かさは、大きな潮汐と広大な干潟によって支えられてきました。諫早湾干拓、潮流変化、赤潮、貧酸素、二枚貝減少が重なる海で、防災・農業・漁業・生態系をどう両立させるかを考えます。 -
越境企画
釧路湿原は、なぜ変わり始めたのか|土砂流入と土地利用が日本最大の湿原を変える
日本最大の釧路湿原では、上流の土地利用や河川改修の影響を受け、土砂流入、乾燥化、ハンノキ林の拡大が進んでいます。川を再び蛇行させる自然再生を通じて、湿原を流域全体で守る意味を考えます。 -
越境企画
パーム油は、なぜ湿地を燃やすのか|インドネシアの泥炭地と世界の消費
食品や洗剤、化粧品などに使われるパーム油。その安さと便利さは、インドネシアの泥炭地開発とどうつながっているのでしょうか。排水、火災、認証、小規模農家、世界の消費を一つの構造として考えます。 -
越境企画
メコンデルタは、なぜ沈んでいるのか|地下水・ダム・砂採取が奪う「土地をつくる力」
メコンデルタで進んでいるのは、海面上昇だけではありません。地下水の汲み上げで土地が沈み、上流ダムや砂採取によって地面を補う土砂まで失われています。デルタが「土地をつくる力」を奪われる構造を考えます。 -
越境企画
泥炭地は、なぜ地下で燃え続けるのか|湿地火災が放出する「数千年分の炭素」
泥炭地火災で燃えているのは、数千年かけて地下に蓄積された植物由来の炭素です。排水された湿地が「燃える土」へ変わる仕組みと、消火の難しさ、越境煙害、再湿潤化による対策を考えます。 -
越境企画
湖が消えると、湖底が空を飛ぶ——グレートソルト湖の縮小が変える生態系と空気
夜明け前、湖の向こうに山並みが浮かんでいる。 薄い霧の下で、水面は淡い青と銀色に染まり、岸辺には白い塩の結晶が広がっている。 アメリカ・ユタ州のグレートソルト... -
越境企画
冷たい水は、インフラになるか─河畔林・湧水・ダム運用で守る川の気候適応
温暖化する川の中で、生き物が暑さから逃れられる場所をどう残すのか。河畔林、湧水、支流、淵、魚道、ダムの選択取水をつなぎ、「冷たい水」を環境インフラとして守る河川の気候適応を考えます。 -
越境企画
川にも「猛暑」がある─水温上昇で消えていく冷たい水の生態系
気温上昇や渇水、河畔林の減少によって、川にも「猛暑」が起きています。冷たい水を必要とする魚は上流へ追われますが、ダムや堰によって移動できないこともあります。河川水温という見えない環境問題を考えます。 -
越境企画
動物のための道をつくる─アニマルパスとエコロードは生態系を再接続できるか
道路によって分断された森を、野生動物が安全に移動するためのアニマルパス。道路上の緑の橋、道路下の横断トンネル、樹上ロープなどの仕組みと、生態系を本当に再接続するために必要な設計と効果検証を考える。 -
越境企画
道路が森を分断する─ロードキルだけでは見えない生態系の危機
道路は人間の暮らしや地域をつなぐ一方、野生動物にとっては森、餌場、水場、繁殖地を切り離す境界線になる。ロードキルだけでは見えない生息地分断の問題と、人と動物の移動を両立する道路づくりを考える。 -
越境企画
再生可能エネルギーは海を守れるか─洋上風力発電と水中騒音の環境評価
洋上風力発電は、脱炭素社会を支える重要なエネルギーである。しかし、建設時の杭打ちや作業船が生む水中音は、海洋生物の暮らす環境を変える可能性がある。再生可能エネルギーと海洋生態系を両立する方法を考える。 -
越境企画
海は静かではない─船舶が生む「水中騒音」と海洋生物の見えない危機
海は静かな場所に見える。しかし水面の下では、船舶や海洋工事が生み出す音が遠くまで広がっている。海洋生物のコミュニケーションや移動を妨げる「水中騒音」という見えない環境問題を考える。 -
越境企画
都市は、土をどこへ捨てるのか—建設発生土が山と谷へ移す「開発の負債」
ビルや道路、トンネルの建設によって都市から掘り出される大量の土。その多くは再利用されますが、行き先を失った土が山や谷へ運ばれ、盛土や災害のリスクになることもあります。建物の完成だけでは見えない「開発の出口」を追います。 -
越境企画
土の中の生き物が消える日─見えない足元の生態系
土は、ただの茶色い粒ではない。そこには微生物、菌類、ミミズ、昆虫の幼虫など、無数の命が暮らしている。土の中の生き物は、食料、水、森、炭素循環、地域の風景を支える見えない生態系である。足元の自然環境問題を考える。 -
越境企画
ミツバチが消える日─花粉を運ぶ小さな命の危機
ミツバチやチョウ、ハナアブなどの花粉媒介者は、花と花をつなぎ、実りを生み、私たちの食卓や野山の生態系を支えている。しかし、生息地の減少、農薬、気候変動、花の少ない風景によって、その小さな命の働きが揺らぎ始めている。 -
越境企画
外来種はなぜ増えるのか─池と川から在来種が消える日
外来種は、遠い自然保護区だけの問題ではない。池、川、田んぼ、水路、ため池、公園など、私たちの身近な水辺で静かに広がっている。アメリカザリガニ、アカミミガメ、ブラックバスなどが在来種や水辺の生態系に与える影響を考える。 -
越境企画
地下水は誰のものか─見えない水資源が減っていく
地下水は、地面の下をゆっくり流れる見えない水資源である。井戸、湧水、農業、工業、温泉、食文化、湿地や川の流れまで支えているが、過剰なくみ上げ、都市化、汚染、塩水化、気候変動によって、その循環は静かに変化している。地下水は誰のものなのかを考える。 -
越境企画
森林は多いのに、山が弱っている─日本の森の静かな危機
日本は森林が多い国である。しかし、緑に見える山が、必ずしも健全な森とは限らない。人工林の管理不足、林業の担い手減少、シカの食害、下草の消失、土や水の変化。日本の森の内側で進む静かな自然環境問題を考える。 -
越境企画
サンゴ礁はなぜ白くなるのか──海の熱波と白化現象の危機
サンゴ礁は、海の生き物を育て、波をやわらげ、観光や漁業を支える海の森である。しかし海水温の上昇や海洋熱波によって、サンゴは共生藻を失い、白くなることがある。白化現象は、美しさではなく、海が熱を抱えすぎているサインである。
12
