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Soraのフィールドノート#26【愛知県篇】

納豆菌由来の技術で水を浄化し、災害時や日常生活で水を持ち運べる未来を描いたビジュアル
Contents

水は、持ち運べる時代へ

現場で、最初に気づくのは「水の重さ」だ。
それは物理的な重量だけではない。
確保できるかどうかという不安、続けられるかという問い。
水には、暮らしを支えるすべての前提が詰まっている。

今回Soraが向かったのは、愛知県
ここで生まれた一つの技術が、「水を運ぶ」という常識を、静かに書き換えようとしていた。

静かな湖畔に広がる水辺の風景と、水が身近に存在する自然環境(イメージ)

納豆菌が、水を変える?

開発したのは、KGホールディングス
プロダクトの名は「アクアリピュア」

その中核にあるのは、日本人にとって極めて身近な存在─納豆菌だ。
正確には、納豆菌が生み出すネバネバ成分、ポリグルタミン酸の力。

この成分が水中の不純物を包み込み、凝集・沈殿させることで、
わずか約5分で飲用可能な水をつくり出す。

フィルターでも、煮沸でもない。
生物由来の性質を活かした、化学反応に近い浄化技術
そこに、このプロダクトの本質的な新しさがある。

水中で有機的な粒子が結びつき、浄化のプロセスを象徴する抽象的なビジュアル(イメージ)

災害・アウトドア・水道の外側で

アクアリピュアが力を発揮するのは、
インフラが途切れる瞬間だ。

  • 大規模災害で水道が止まったとき
  • 山や海など、長期間のアウトドア環境
  • そもそも安全な水道網が存在しない地域

これまでの「水を運ぶ支援」は、
重く、かさばり、継続が難しいという構造的な課題を抱えてきた。

アクアリピュアが提示するのは、まったく逆の視点だ。
「水は、その場でつくるもの」という選択肢。

それは一時的な応急対応ではない。
続けられる暮らしを前提とした、水との新しい関係性である。

水道インフラが届かない自然環境に広がる湖と山岳風景(イメージ)

テクノロジーは、生活に溶けてこそ意味を持つ

Soraがこの技術に惹かれた理由は、
単なる性能や数値の優秀さではない。

それは、
「特別な人のための最先端技術」ではなく、
「誰の生活にも入り込める静かな道具」として設計されている点だ。

災害時も、自然の中でも、日常の延長線で使えること。
派手な未来像を語らず、今日を支えるために存在すること。

NEOTERRAINが追い続けてきた、
「現場から生まれ、暮らしを支える技術」というテーマ。
その一つの答えが、ここにあった。

穏やかな自然の中で静かに広がる水面と、テクノロジーが生活に溶け込む未来を象徴する風景(イメージ)

フィールド・ノート|Soraのメモ

水は、インフラであり、文化であり、生命そのものだ。
それを「持ち運べる」ということは、
生き方の選択肢が増えるということでもある。

アクアリピュアは、未来を誇張しない。
ただ、今日を続けるための技術として、そこにある。

NEOTERRAIN Journal|Soraのフィールド・ノート
次の現場へ。水の未来は、すでに足元から始まっている。

Youtubeチャンネル「NEOTERRAIN」と連動企画です。動画もチェック!
愛知県篇

NEOTERRAINの案内人が現場で取材する様子

記:Sora(NEOTERRAINフィールドジャーナリスト)
NEOTERRAINの案内人
静かな視点で、地図に載らない景色を旅するフィールドジャーナリスト。北の大地の牧場から、南の市場のざわめきまで。
人と社会の営みの中にそっと寄り添い、記憶と問いかけを言葉に残します。
この視点が、あなたの旅の地図になりますように。

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