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NEOTERRAINの編集IPとは何か ― 私たちは、答えではなく「見え方」を編集する

奥行きのある抽象的な空間を通して、視点や見え方の変化を象徴的に表現したビジュアル
奥行きのある抽象的な空間を通して、視点や見え方の変化を象徴的に表現したビジュアル

NEOTERRAINは、ニュースを速く届けるメディアではない。
また、課題を単純な善悪や成功事例で整理する場でもない。
私たちが扱っているのは、社会がどのように見えてしまっているのか、その「見え方」そのものだ。

Contents

コンテンツではなく、編集の型

IP(Intellectual Property)という言葉は、キャラクターや有名なタイトルを指すものだと思われがちだ。 しかし本来のIPとは、再現可能な「思考の型」を持つことを意味する。

NEOTERRAINにおけるIPは、特定の人物でも、場所でも、物語でもない。 それは、どこから問いを立てるのか、何を急いで結論にしないのか、 そして何を「分からないまま」残すのかという、編集の判断基準そのものにある。

私たちはこれを「編集IP」と呼んでいる。

なぜ、答えを出さないのか

現代のメディアは、答えを急ぎすぎている。 分かりやすい敵、分かりやすい正義、分かりやすい成功。

しかし、現場に立つと分かる。 社会の多くの問題は、そもそも問いの形が定まっていない。

空き家は不動産の問題なのか。人口減少は失敗なのか。地方は遅れているのか。 NEOTERRAINは、それらをすぐに結論づけない。 代わりに、「なぜ、そう見えてしまっているのか」という構造から掘り下げていく。

編集とは、価値判断ではなく配置である

NEOTERRAINの編集は、主張を強くするためのものではない。 むしろ、声の大きさを揃え、距離を測り、時間軸をずらすためにある。

現場で起きていることを、制度の外側から見直し、 世界の別の場所で起きている事象と並べてみる。 すると、問題だと思われていたものが、別の意味を帯び始める瞬間がある。

その瞬間をつくること。それが、編集IPの役割だ。

スポンサーは「登場人物」であって「主人公」ではない

NEOTERRAINが考える協賛の形も、この編集IPから導かれている。 企業は解決策でも、成功モデルでもない。

ある社会的な問いに対して、どう向き合っているかを示す、 一つの視点として登場する。 商品やサービスを語らなくても、姿勢や思想は文脈の中で立ち上がる。

それは広告ではなく、思想への参加に近い。

なぜ今、編集IPが必要なのか

情報はすでに過剰だ。 だが、「考えるための配置」は決定的に足りていない。

コンテンツを量産する力よりも、 社会の見え方を更新する編集の型が求められている。 NEOTERRAINの編集IPは、流行を追うためのものでも、 再生数を最大化するためのものでもない。

問いを問いのまま扱い、現場の複雑さを削らずに届けるための、 一つの方法論だ。

最後に

NEOTERRAINは、答えを提示するメディアではない。 しかし、どの問いと向き合うべきかについては、これからも編集し続ける。

社会が少しだけ、違って見えるようになること。 それが、NEOTERRAINの編集IPであり、 私たちがこのメディアを続ける理由だ。

NEOTERRAIN Journal 編集長 三宅雅之

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